日記・コラム・つぶやき

2019年5月17日 (金)

First of May 若葉の頃

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ショッピングモールに寄り道をして、遅くなったので

高速で帰ることにした。

山肌に黄金色に輝くツブラジイの花が目立つ。

先日金華山の名前の由来を聞いたばかりだ。

名前の通り、金華山は黄金色の花で覆われていた。

トンネルを抜けると、今度は、若葉の緑が目に飛び込んできた。

日が長くなり、6時を過ぎてもまだ明るい。

5月の風に揺れ、柔らかな緑色の葉が揺れている。

父が入院していた季節がやってきた。

天皇誕生日は、みどりの日になり、今は昭和の日と呼ばれている。

私にとっては、永久に天皇誕生日だ。

20日ばかりの入院で逝ってしまった

明るい晴れた水曜日の朝のこと。

爽やかな季節だった。緑の風が吹いていた。

最後の輸血は私の血だった。

それは、もう入らなくなっていた。

痣だらけの腕が痛々しかった。

いつまでたっても何十年経っても忘れることがない。

次男の就職が決まった日は、命日だった。

父の名を一字もらった彼を、

守ってくれたんじゃないかとさえ思った。

そう、今日と同じような5月の夕方だった。

「かあさん、内定もらった」と電話がかかったとき

おもわず海の側の国道沿いに車をとめて聞いた。

父にありがとうと心で話しかけた。

それももう10年近くまえのこと。

緑の風を感じながら、そんなことを懐かしく思いだした。

遙か遠く蜜柑の花咲く小さな港町の丘の上の墓に眠る両親に

心から感謝をこめて。

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2019年3月 2日 (土)

「ほぼほぼ」って?

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年上の方と会話をしていた時
 「今言った、ほぼほぼ って
 ほぼ と ほぼほぼ どう違う?」
と聞かれた。
えっ?
ほぼほぼ って使ったっけ?
言った本人に自覚はない。
自覚がないのだから、
どちらがどう なんて 聞かれても分からない
ほぼ と ほぼほぼ どちらが%は上なの?
う~ん!難問。
その後気を付けて自分の発する言葉を観察すると
「ほぼほぼ」を 結構使っている。
いつから使ってる?
考えられるのは
① 真夜中のパン屋さん
② 子どもが使っていた
これくらいしか思い当たらないのだが。
さて、どうなのだろう。
ほぼ は使わない だが ほぼほぼ は
しょっちゅう使っていることに気付いた。
だから、ほぼ の代わりに
ほぼほぼ と使っているのだと思う。

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2019年2月23日 (土)

思い出

皇太子の誕生日と同じ日に生まれた友へ
メッセージを送ったら。
彼女のホーム画面は
鳥獣戯画の絵
音楽は、ナターシャセブンの「街」♪
見た途端に心は遙か数十年前に飛んだ。
京都高雄の高山寺へ友人と訪ね
鳥獣戯画を見たことやかわらけを投げたこと。
大阪サンケイホールまで
北山修とナターシャセブンのコンサートに行った日のこと。
バンジョーやギターの掛け合いに酔いしれた日。
浜大津から琵琶湖疎水を歩いて辿り着いた
人気のないインクラインに桜の葉の紅葉の中で撮った写真。
京都工芸繊維大学の見事な銀杏並木を見て
ぎんなんをいっぱい拾ったこと。
坂庭省吾さんの少し高くハスキーで優しい声を聞きながら
すっかり忘れていた懐かしい頃を思い出した。
107ソングブックに載っていた恵那山が見える街に住む偶然。
youtubeで見つけた107ソングブックの中の一曲。
青春の歌
 
坂庭省吾さんの花嫁
 
19何年?だろうか
疲れた靴
見つけたので勝手に載せましたが‥

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2019年1月19日 (土)

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「律」 良い名前
優しくてイケメン、
慣れ親しんだ名前のような・・・
どこかで聞いたことがあるような。
あっ!そうだ。
朝ドラ 「半分青い。」の律君!
佐藤健さんが演じられて毎日見てたよ。
「琴 」と「律」まるで音楽のよう。
 旋律の 律
 お琴の 琴
奏でるメロディーは どんなだろう。
緩やかなメロディーだろうか。
優しいメロディーだろうか。
江國香織 の小説に同名の
男の子がでてくるのだとか。
十数年前、彼の部屋へ入ると
江國香織の文庫本があった。
男の子なのに?
こんなのを読んでるんだ?
子どもの気持ちが理解できるかと
読んでみた。
題名は忘れてしまったが
そこはかとなく繊細な空気感
しなやかで たよりなくて
高校時代に読んでいた
スティーブンキングとは偉い違いだ。
どこをどうすれば江國香織に行き着くのか
不明だった。ますます分からなくなった。
本人に聞くと
 その男の子の名前は覚えていない
忘れたというと怒るから合わせている
おまけに朝ドラ見てなかったから
全然わからん。
なんとも現実的な答えが返ってきた。
佐藤健君みたいなイケメンになるかな~
遺伝子的には 無理な話。

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   昨年11月 残波岬の夕日
昨年、人生で初めて文楽を観た。
大夫の唄や台詞の独特の節回しに合わせ
3人で操る人形はまるで生きているような表情を見せ
時に妖艶に動く。
知らぬ間に文楽の世界に引き込まれていた。
また、サリン事件でいわれのない誹謗中傷にさらされた
河野さんの講演を聴く機会にもめぐまれた。
淡々と喋りながら、その言葉は鋭い棘のように
深く心に刺さり、泣くに泣けず、
心に重い塊が詰まったような気持ちになった。
こんな強い人がいるのだろうか。
こんな人生があるのだろうか、と。
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11月、家人と沖縄へ行った。
地元の最高気温より沖縄の最低気温が高かったのには驚いた。
最高気温27度。熱いくらい。あまりの暖かさに帰る気が失せた。
ゆるゆる感に、すっかり虜になり
沖縄に住んでも良いかも などと思った。
念願のシーサーを買った。
買ってきたシーサーに名前をつけた。
  「しまじろう」
工房の名前にちなんで名付けた。
玄関を開けると、しまじろうがいる。
「しまじろう、今日も一日よろしくね。」
と心で声をかける。
しまじろうの制作者は女性。
残波岬のそば
サトウキビ畑の道を走り抜け
その方の工房を訪ねた。
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庭には、まるで恐竜のような花が咲いていた。

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ストレチア(極楽鳥花)に似た巨大な花。
名前を聞いたが、覚えられず。
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猫がテレビの陰に隠れ、
密かにこちらを伺っていた。
棚には沢山のシーサー達。
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「大事にしてくださいね。外には出さないで。
漆喰ですから
霜とか雪とかにあたると
どうなるか分かりません。」
寒い国に嫁に出す親みたい‥
温暖な沖縄で育ったシーサー。
寒い所へ行って大丈夫だろうか。
作られた方の心配そうな心の声が聞こえるようだ。
大丈夫、しまじろうは元気にしていますよ。
我が家の守り神を全うしています。
ご安心くださいね。
今日も しまじろう は
玄関の小さな床で
睨み を効かせている。
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2017年6月23日 (金)

本 おばちゃん街道

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山口恵以子さんの『おばちゃん街道』を
借りた。
あれ?これ、前に読んだわ…
面白かったので、再読。
曰く、悩みは2種類しかない。
 どうでも良いことと、どうにもならないこと。
同じ個所で、なるほど、と頷く。
 6億当たれば、人生の悩みの
 99%は解決する、で爆笑。
何度読んでも面白い。
 
幼児の浴衣の腰上げをしようと
ネットであれこれ調べて
縫ってみたが、なんとなく変。
 
母が生きていれば聞けるのだが。。。
糸も縫い方も違うような気がする。
 
近くの布地など売る店に出かけ、
店員さんに聞いて糸と針を買ってきた。
浴衣を着た長男の古びた写真が
出てきた。
こんな日もあったんだ。。。
 
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器用な母の娘は不器用で
縫物は苦手、針目は歪むし。
 
糸を切ろうと間違って布を切る始末。
朝から浴衣と格闘して
なんとか仕上がり、アイロンを当てた。
 
ちょうど、テレビで海老蔵さんが
会見をしていた。
 
どうしようもできないこと
に、涙。

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2017年5月25日 (木)

コンサートⅡ

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家人が、コンサートに行きたいと言った。
1月頃のことだっただろうか…
 おやっ?それはまた、珍しいこと…
 誰のコンサートかしら?
「いいよ、で、誰の?」
「大黒摩季のライブが隣町であるから、一緒に行かない?」
「いいよ、もちろん!」
 う~ん、ラララ~♪とかいう歌しか知らないけど
 COLDPLAYに行けるんだから何だって付き合うわよ
と心でつぶやきながら。
東京から帰り、引っ越しを数日後に控えて
慌ただしい4月23日 日曜日 晴れ 夕方 
会館の外に派手なトラックが止まっていた。
せっかくなので、記念にパチリ。
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席はちょうどステージ正面を見下ろすあたり。
そのステージ正面の真上にドラムの席。
こんなセッティングってあるんだ…?
歌手の真上って…目立つんだけど…
見事に真っ赤な透明のドラムが輝いている。
素晴らしい物に見える…
と考えていたら
大黒摩季さんの登場に、大きな拍手が沸く。
音楽が始まり
歌い始めると、心臓を鷲掴みされたような
ドラムの音が響く。
えっ?このドラム、すごくない?
大黒摩季さんを通り越し、
私の真正面のドラムに
視線は吸い寄せられる。
ズンズンと響くドラム。
ドラマーは
ノリノリで声を発し、歌っている
なんとなく俳優の古田新太さんに似ている
いったい誰だろう?
なんて名前だろう?
ドラマーの名前など知るわけがない
が、メンバー紹介で名前が分かるかも。
ずっと、ドラマーに見とれました。
大黒摩季さん、一番素敵だと思ったのは、真っ白なドレスで登場し
ライトがまる後光のように射し
千手観音みたいだった。
「ドラムは、誰か分かる?」の声に
ドラマーは有名な人なのだろうか。
確かに、大黒摩季さんの真上の目立つ位置。
 
「ドラムは しんや です!」
の声に
、えっ!?
ルナシーの真矢?なの?
そういえば、顔がそうみたい。
華麗なドラムさばきに
酔いしれたライブだった。
付き合いで行ったコンサート。
あんなドラムが聞けて
ほんとラッキー!でした。
 
 
 

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2017年1月17日 (火)

訃報

午前中のこと、試験勉強をしていた時、突然携帯が鳴った。
電話口の友人の声音は、慌ただしく強ばっていた。
 「Nさんが亡くなった。」 突然の訃報の知らせ。
 
彼女は、つい先日66歳になったばかりのはず。
この年末は帰省することができず、会えなかった。
先日電話をしたが、出なかった。
いつ電話すればいいのやら。。。と思ったまま。
 
今朝も、試験勉強をしながら、彼女の病のことを考えていた。
皆の心配をよそに、受診を嫌がり、
記憶が飛ぶ原因を突き止めることなく、
周りとのつながりも途切れがちになっていた。
入浴中に亡くなったのだという。
新聞で、入浴中に熱中症で亡くなる人が沢山いるとの記事を
見たばかりだ。
 「こんな幕切れってあり?」と彼女に聞きたい。
 
今年はご主人の7回忌だったはず。
大好きな車にも乗れない彼女を不憫に思い、
迎えに来られたのだろうか。
人一倍元気で、いつも忙しく飛び回っていたころの彼女を
思い出し、泣けてきた。
 
知らせてくれた友に香典を託すため入った菓子屋。
「千の風になって」が流れていた。
願わくは、病から解放され、元気な姿で大好きな車を運転し
カメラ片手に花や紅葉を追いかけて
千の風になって、飛び回っていることを思い
遠くから彼女の旅立ちを祈っている。
 
ブログの花へんろは彼女からつけた言葉だった。
 
 
 

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2016年11月27日 (日)

日曜日の出来事

一昨年の秋から年をまたいで受けた講座。
試験に無事合格して、初心者マークながら
今日は、初めてのデビュー。
有名なバイオリニストの言を、つい先日読んだ。
頭がボヤッとするとき、
はちみつを飲むとシャキッっとするって。
公演の前にハチミツを飲んでいるのだそうだ。
 ヘぇ-!そうなんや。
他力本願の私は、すぐ実行。
デビュー前にハチミツ!
  これで上手くいくかも。。。
メンバーは、頼れるYさん、優秀なリリーさん、
まじめで理性的なKさんといつも他力本願の私の4人。
どう考えたって私が最低。
チームより自分の能力が問題だ。
最初は、緊張からうまく書けず終了。。。う~ん!
リリーさんのを見て、よし!
追いつくことだけを考えて、またまた う~ん!
次第に落ち着いて考えられるようになり
そうか。。。と  3回、4回、回数を重ね
 だんだん落ち着いてかけた。
こんなこと、人生初かも。
やっぱり、ハチミツ効果??
 
片づけが終わったときに
次はもっと上手にやりたいと思った。
そう思ったことが意外で、びっくりぽん。
好きな趣味でもなく、なんとなく始めたことなのに。
 
合間にチラ見した
舞台のK氏は輝いて見えた。同じ場にいたなんて
中学生の私なら、相当の感激だったに違いない。
あれから、うん十ねん。。。
素敵に年を重ねられたK氏の言葉に
きっと、私も勇気と元気をもらい、
冷静になれたのではないかと思った。
若いリリーさんもKさんも知らないドラマの話に
1人こっそりうなづいていた。
 
次こそは、もっと上手に書けるように
他力本願、ハチミツ効果を期待して。
 
で、漢字練習もね。
 

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2016年11月 8日 (火)

山越え

講座が終わり、今日は全高で帰ろうとインターへ向かった。
ところが、
ジャンクションまで25キロ渋滞60分の表示が。
 え~!どうしよう。
この前12キロ渋滞の表示を見て
国道まで引き返したら、
片側一車線の国道も渋滞していた。
  国道まで引き返しても、前以上の渋滞だろう。
  帰る道は3つ。2つは渋滞。
  仕方がない、このまま進んで山を越えよう。
既に薄暗くなりかけた夕方5時、
高速入口の信号を通りすぎた。
山あいの道路を走ると左に棚田の入口が見えたはず。 
隣に乗っているのと運転するのでは、
時間と距離の感覚がずいぶん違う。
民家もなくなり、だんだん不安になる。
行けども行けども
棚田は見えてこない。
見落としたのかと不安になる。
もう10分以上もはしっているのに…

15分程走り、やっと棚田が見えてきた。
入口はどこだっけ、通りすぎた?
車を左に寄せると、後ろの2台が追い越していった。
ゆっくり後について走ると、大きな看板が、
見えた!ここだ!
細い山道へと左折。
先に行った2台も同じ方向へ登っている。
後について登ること数分で、棚田の上へ。
見晴台付近で、軽トラが停止。

他県ナンバーの車が私の前を走る。
深い深い杉林のつづら折りの登り坂を一人で走るのは嫌だなと思っていたので、ラッキー!
ギアを落として、ついて登る。
カーブの度に
ライトに照らされた杉林が、不気味。
こんなところ、やっぱり一台きりでは、嫌だ。
やっと峠に出て市境を越えて下り道
小さな集落を過ぎると
二車線道路が現れた。それも、つかの間
もう一ヶ所細い林の道があったはず。
細い登り道に差し掛かると、他県ナンバーが左のウインカーを出した。
こんな山奥の人家もない所で、左へ行く道あったっけ?
山姥が出そうな…と思いつつ、追い越したら後ろからついてくる!って、
え~!それは、無いでしょう!
気味が悪いし怖いし…
細い山道を
ハイビームとハイスピードで

逃げるように走った。
誰かがみたら
必死の形相に山姥に見えたかもしれない。
池井戸潤氏の「架空通過」を思い出す。
あと一ヶ所狭い道を過ぎれば
山の直売所だと言い聞かせて。
後ろの車ははるかに遠退いた。
直売所の角を曲がると、広く緩やかな下り坂。
やっと前を走る車も見え、ホッとした。
もう、二度と日暮れの山越えの道はやめようと、思いながら、
帰途についた。  

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