First of May 若葉の頃

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ショッピングモールに寄り道をして、遅くなったので

高速で帰ることにした。

山肌に黄金色に輝くツブラジイの花が目立つ。

先日金華山の名前の由来を聞いたばかりだ。

名前の通り、金華山は黄金色の花で覆われていた。

トンネルを抜けると、今度は、若葉の緑が目に飛び込んできた。

日が長くなり、6時を過ぎてもまだ明るい。

5月の風に揺れ、柔らかな緑色の葉が揺れている。

父が入院していた季節がやってきた。

天皇誕生日は、みどりの日になり、今は昭和の日と呼ばれている。

私にとっては、永久に天皇誕生日だ。

20日ばかりの入院で逝ってしまった

明るい晴れた水曜日の朝のこと。

爽やかな季節だった。緑の風が吹いていた。

最後の輸血は私の血だった。

それは、もう入らなくなっていた。

痣だらけの腕が痛々しかった。

いつまでたっても何十年経っても忘れることがない。

次男の就職が決まった日は、命日だった。

父の名を一字もらった彼を、

守ってくれたんじゃないかとさえ思った。

そう、今日と同じような5月の夕方だった。

「かあさん、内定もらった」と電話がかかったとき

おもわず海の側の国道沿いに車をとめて聞いた。

父にありがとうと心で話しかけた。

それももう10年近くまえのこと。

緑の風を感じながら、そんなことを懐かしく思いだした。

遙か遠く蜜柑の花咲く小さな港町の丘の上の墓に眠る両親に

心から感謝をこめて。

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2019年5月 5日 (日)

10連休も明日で終わり

普段通り仕事なので、

連休は平常より忙しく

余り関係のない世界の出来事のよう。

高速道路渋滞のニュースと

高速に乗ったら反対車線が長蛇の列で気付く程度。

ウユニ塩湖

イギリス

プリンスエドワード島

イギリスは行きたいと言うと、皆さん口を揃えて

それは大変だEUを脱退する前に行かなければ

と。えっ!そうなの?

ブラストンベリーロックコンサート

大音量でColdplayを聴く

さて叶うか

叶えるのだ!

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2019年3月31日 (日)

京の桜 2019春

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3月27日、京都へ出発。

桜の開花は思ったより遅くどこもまだ蕾みの情報。

そうだ、枝垂れ桜だ。

昨年遅きに失した醍醐寺へ行こうではないか。

大津からJRに乗り、山科駅で地下鉄に乗り換えだ。

ホームに降りると電車がいた!

慌てて飛び乗り「これ、どこ行き?

あ~っ!反対だ!!」

と気付いた時、無情にもドアが閉まり

電車が動き出した。

次の駅で引き返せばと言うのを

時間の無駄だと一蹴して、行き先変更。

取りあえず咲いているらしい車折神社へ行く。

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朱塗りの玉垣には

芸能人の名前がずらり並ぶ。

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本殿の天井画がきれいで見とれた。

地下鉄とバス一日乗車券を駆使し

市役所前から203番のバスに乗り

錦林車庫前下車、歩いて霊鑑寺へ。

なだらかな上り坂、

バスを降りた女子高生はすたすた歩いて登る

こちらはすぐ息が上がり、足取り重くのろのろ。

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 到着すれば、まるで薔薇のようなピンクの椿が満開。

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  椿づくし
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とても良い香りのする小さな白い椿の

名前は ルチェンシス びっくり。

外国の椿?

様々な種類の椿がありました。

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霊鑑寺を後に「次はどこ?」

「高台寺の枝垂れ桜へ」

付き合わせて申し訳ない気持ちから

お昼は大好きな親子丼だからね。

祇園の「ひさご」へ行くと長蛇の列。

ふわふわの卵たっぷり親子丼。

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石塀小路の石畳を歩き、高台寺へ到着。

なんとあの有名な「ねねの桜」は

優しいピンク色に咲いていました。

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「まあ、なんてきれいな」

その後、新京極でロンドン焼きを買い、

昆布屋さんとリスンに寄り、一日目は終了となりました。

今日の歩数は、15000歩。お疲れ様。

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2019年3月30日 (土)

遠くで汽笛を聞きながら

この曲を聴くとふるさとの町と海を思い出す。

中学生の時通った塾で

聞いたのは汽笛では無く

警笛音だったろうか。

甲高い音で短く長く響く音がきこえるたび

暗い夜の駅と貨物列車が入るところを

想像した。

あれは

本当に聞いたのか、今となっては定かでは無い。

現在のような生活音も高いビルも少なかった時代

遠く離れた駅から聞こえたのだろうか。

町の港から出港するフェリーの汽笛。

当時、夜最終の出港には、色とりどりの紙テープが舞っていた。

昭和の思い出。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2019年3月 2日 (土)

「ほぼほぼ」って?

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年上の方と会話をしていた時
 「今言った、ほぼほぼ って
 ほぼ と ほぼほぼ どう違う?」
と聞かれた。
えっ?
ほぼほぼ って使ったっけ?
言った本人に自覚はない。
自覚がないのだから、
どちらがどう なんて 聞かれても分からない
ほぼ と ほぼほぼ どちらが%は上なの?
う~ん!難問。
その後気を付けて自分の発する言葉を観察すると
「ほぼほぼ」を 結構使っている。
いつから使ってる?
考えられるのは
① 真夜中のパン屋さん
② 子どもが使っていた
これくらいしか思い当たらないのだが。
さて、どうなのだろう。
ほぼ は使わない だが ほぼほぼ は
しょっちゅう使っていることに気付いた。
だから、ほぼ の代わりに
ほぼほぼ と使っているのだと思う。

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布川の花祭

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2月28日の朝刊に、国の重要無形民俗文化財である
東栄町布川地区の花祭が
今年3月2日と3日を最後に休止すると載っていた。
4年程前の晩秋、北村薫著
 「いまと申して」を読み 
慶應本科で学ぶお父さんが
奥三河の奇祭を見に行くくだりがあった。
偶然新聞かテレビでその祭りが
現在も行われていることを知り
3月初めに布川という地区へ
見にいった時のことが思い出された。
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山の中の小さな集会所のようなところは
沢山の見物の人が座ったり立って見たり
カメラやビデオを構えていたり。
土間では、太鼓や笛の調べに乗り
激しく躍動する舞や子どもの舞が続いていた。
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 深夜12時真っ赤な鬼が登場。
何時間か後に別の赤い鬼が登場。
 どこか憎めない鬼の顔。
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とても大きなお面をかぶり斧を持つ、
それだけで汗だくになりそうなところを
踊りまでつくのだから、大変な。。。と
思ったのを覚えている。
単調な旋律の笛の調べと不思議な節回しのかけ声は
今でも耳に残る。
早朝湯釜の蓋が開けられると
もうもうと湯気が立ち、辺りは真っ白に。
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そして、その湯を、
おもいっきりかけ始めたのには 仰天した。
 まさか、そんな。。。
テーマパークのウォーターショー位の勢い。
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夜が明け、外では獅子舞が始まり
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まだ続く祭りを後にした。
花祭を見られて、良かった。
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2019年2月23日 (土)

思い出

皇太子の誕生日と同じ日に生まれた友へ
メッセージを送ったら。
彼女のホーム画面は
鳥獣戯画の絵
音楽は、ナターシャセブンの「街」♪
見た途端に心は遙か数十年前に飛んだ。
京都高雄の高山寺へ友人と訪ね
鳥獣戯画を見たことやかわらけを投げたこと。
大阪サンケイホールまで
北山修とナターシャセブンのコンサートに行った日のこと。
バンジョーやギターの掛け合いに酔いしれた日。
浜大津から琵琶湖疎水を歩いて辿り着いた
人気のないインクラインに桜の葉の紅葉の中で撮った写真。
京都工芸繊維大学の見事な銀杏並木を見て
ぎんなんをいっぱい拾ったこと。
坂庭省吾さんの少し高くハスキーで優しい声を聞きながら
すっかり忘れていた懐かしい頃を思い出した。
107ソングブックに載っていた恵那山が見える街に住む偶然。
youtubeで見つけた107ソングブックの中の一曲。
青春の歌
 
坂庭省吾さんの花嫁
 
19何年?だろうか
疲れた靴
見つけたので勝手に載せましたが‥

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2019年1月19日 (土)

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「律」 良い名前
優しくてイケメン、
慣れ親しんだ名前のような・・・
どこかで聞いたことがあるような。
あっ!そうだ。
朝ドラ 「半分青い。」の律君!
佐藤健さんが演じられて毎日見てたよ。
「琴 」と「律」まるで音楽のよう。
 旋律の 律
 お琴の 琴
奏でるメロディーは どんなだろう。
緩やかなメロディーだろうか。
優しいメロディーだろうか。
江國香織 の小説に同名の
男の子がでてくるのだとか。
十数年前、彼の部屋へ入ると
江國香織の文庫本があった。
男の子なのに?
こんなのを読んでるんだ?
子どもの気持ちが理解できるかと
読んでみた。
題名は忘れてしまったが
そこはかとなく繊細な空気感
しなやかで たよりなくて
高校時代に読んでいた
スティーブンキングとは偉い違いだ。
どこをどうすれば江國香織に行き着くのか
不明だった。ますます分からなくなった。
本人に聞くと
 その男の子の名前は覚えていない
忘れたというと怒るから合わせている
おまけに朝ドラ見てなかったから
全然わからん。
なんとも現実的な答えが返ってきた。
佐藤健君みたいなイケメンになるかな~
遺伝子的には 無理な話。

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   昨年11月 残波岬の夕日
昨年、人生で初めて文楽を観た。
大夫の唄や台詞の独特の節回しに合わせ
3人で操る人形はまるで生きているような表情を見せ
時に妖艶に動く。
知らぬ間に文楽の世界に引き込まれていた。
また、サリン事件でいわれのない誹謗中傷にさらされた
河野さんの講演を聴く機会にもめぐまれた。
淡々と喋りながら、その言葉は鋭い棘のように
深く心に刺さり、泣くに泣けず、
心に重い塊が詰まったような気持ちになった。
こんな強い人がいるのだろうか。
こんな人生があるのだろうか、と。
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11月、家人と沖縄へ行った。
地元の最高気温より沖縄の最低気温が高かったのには驚いた。
最高気温27度。熱いくらい。あまりの暖かさに帰る気が失せた。
ゆるゆる感に、すっかり虜になり
沖縄に住んでも良いかも などと思った。
念願のシーサーを買った。
買ってきたシーサーに名前をつけた。
  「しまじろう」
工房の名前にちなんで名付けた。
玄関を開けると、しまじろうがいる。
「しまじろう、今日も一日よろしくね。」
と心で声をかける。
しまじろうの制作者は女性。
残波岬のそば
サトウキビ畑の道を走り抜け
その方の工房を訪ねた。
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庭には、まるで恐竜のような花が咲いていた。

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ストレチア(極楽鳥花)に似た巨大な花。
名前を聞いたが、覚えられず。
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猫がテレビの陰に隠れ、
密かにこちらを伺っていた。
棚には沢山のシーサー達。
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「大事にしてくださいね。外には出さないで。
漆喰ですから
霜とか雪とかにあたると
どうなるか分かりません。」
寒い国に嫁に出す親みたい‥
温暖な沖縄で育ったシーサー。
寒い所へ行って大丈夫だろうか。
作られた方の心配そうな心の声が聞こえるようだ。
大丈夫、しまじろうは元気にしていますよ。
我が家の守り神を全うしています。
ご安心くださいね。
今日も しまじろう は
玄関の小さな床で
睨み を効かせている。
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2018年4月29日 (日)

蹴上インクラインの桜Ⅱ

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インラインは  
  35年ほど前の秋の日、友人と二人で
  琵琶湖から疎水を歩きたどり着いた場所。
  レールの上で撮った写真。
  あの日は周りに誰もいなかった。
  桜の葉の紅葉がきれいだった
  懐かしい場所。
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2018年春のインクラインは
花見のカップル、外国の人
人、人、人であふれている。
みんな楽しそうに花を見て
写真を撮っている。
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足元のレール        大木の若葉
 
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振り返ると 夕日を浴びた桜の向こうに
京の町が見えた。
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なだらかなレールの敷石を上りきると
琵琶湖から流れついた疎水の出口に
たどり着いた。
遠い日と今が混在する
京は不思議な街だ
と、思いながらインクラインを後にした。
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